• 林田学さんは現在40歳、この春に医学部に編入しました。
    38歳で退職するまで、大手企業のエンジニアとして働いていた林田さんは、2度目の挑戦で、地方国立大学の医学部の編入試験に合格したのです。
    実は、高校時代まで医師を目指していた林田さん。
    しかし、家業である電器店を継ぐために、父親の要望もあって、大学は工学部へ進路を切り替えました。
    その父親が在学中に事故で急死、家業である電器店も人手に渡ることになり、すでに工学部に進学していた林田さんは、大学卒業後、大手企業に就職、エンジニアとして働く道を選んだのです。
    しかし、医師になりたいという思いは心の底にあったと言います。
    そんな時、たまたま開かれた同窓会で、大学の同期が医学部に編入したことを知り、衝撃をうけました。
    医師になる夢は、まだかなえられると刺激を受けた林田さんはその時37歳、まだ間に合うと一念発起し、猛勉強を始めました。
    大学受験の時を思い出し、数学や語学などの参考書を揃えて、会社帰りに自宅で夜中まで勉強する日々を続け、翌年、受験しましたが、あえなく不合格。
    確実に合格するには勉強に専念したほうが良いと、会社を退社し、退路を断って挑んだ2度目の受験で、見事合格を果たしました。
    妻とふたりの子どもを東京に残し、地方での学生生活が始まります。
    応援してくれた家族のためにも、素晴らしい医師を目指して、懸命に勉強していきたいと、林田さんは笑顔で語ってくれました。